なんだかとってもエロスが書きたくなって!!
自分の欲求は自分で解消させましょう、と思って書いたんですけどね~。
進展がんまりよろしくなかったので途中にもかかわらず投下してしまいます。
ほほほ。
収拾がつかなくて。
なんとなくED2です。
…なんとなく。
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*no title*
「っぁ…あ…はぁ…ん…っん」
アキラの体が揺れる。
そして髪もそれに同調するようにゆれていた。
しっとりと濡れた体を水滴がつたっていく。
湿度の高い浴室にアキラの声が響く。
一糸纏わぬ姿であるアキラに対し、シキに衣服の乱れは見られない。
浴室で立ったまま後ろからシキに貫かれ、アキラはもう長いこと嬌声をあげ続けていた。
体を支えるように壁についた手のひらも力は入らずシキの片腕の力でのみアキラは立っているようなものだった。
シキの手により快楽を与え続けられながらも前は達せないように戒められたままだ。
一方、長い時間をかけて何度もシキはアキラの中で熱い欲望を吐き出し、またそれをかき回す、それの繰り返しだった。
未だその精が尽きる気配は無く。
泡だった白い熱がアキラの白く、細い内腿を伝っていくのをシキは面白そうに指でたどっていった。
シキの長く繊細な指がアキラの肌に触れるたびにアキラの体はぴくんと跳ねる。
「随分とよさそうだな?」
「んっ……や…っは……総帥……もうっ」
「まったく、こういうときばかりお前は…」
名前を呼べといっただろうと少しいらだたしげに言われてアキラはこくこくと頷いた。
「し…きぃ…」
「仕置きだと、いっただろう?」
ほんの些細なことでただシキが仕置きだとか、躾だとかいう理由をつけてアキラを抱くことは良くあった。
今日もその例に漏れることなく、だった。
いやいやと首をなんども振ってアキラの腰が無意識に揺れる。
冷たい壁に己の屹立したそれを擦り付ける。
「っあ…ん」
自分で生じさせた快楽に悩ましげな声をあげ、アキラの膝が抜ける。
壁にアキラの体を押し付けるようにして支えるとシキはいささか乱暴に己の熱をアキラの中から引き抜いた。
「っぁ…やだ…ぁ…」
シキが急激にはなれていく感覚にアキラはいやだと声を上げた。
攻め立てられるのも嫌だというくせに、シキが己の中に居なくなるのもまた嫌なのだと、そうシキに訴える。
「わがままだな」
アキラははぁはぁ、と息を荒げながら支えを失ってくたり、と床に座り込んだ。
もっとも座り込んだというよりも倒れこんだという言葉のほうが正しかったが。
久方ぶりにアキラの顔を覗き込んでシキは喉の奥でくつくつと笑った。
「すぐにそんな顔をするから下らん奴ばかりに襲われるんだ」
「襲われて…など……」
荒い息のまま訴えるアキラの顔は男を誘っているそれに違いなかった。
喘ぎ続け少しかすれた声と、涙を流し続けて潤んだ瞳に赤くなった目じり。
ぬれた体はほんのりと朱に染まり、ところどころにシキがつけた跡が赤い花を咲かせていた。
[4回]
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