拍手お礼更新しました!
久しぶりにED1です。
先日のお食事、とは違いますが…。
携帯のメモ帳から出てきたので(笑)
こちらに梅雨の時期のお礼をおろしておきますね。
*rain*
今日もカウと一緒に起きて、少しご飯を食べて、それから散歩をして。
途中で雨が降ってきて、煩いやつらが城に入れと何度も言うから仕方なく二人で部屋に戻った。
雨の中歩くのって結構すきなのにな。
裸足で水たまりを弾くとぴちゃんと音がするのが楽しい。
傘…なんて使ったの、いつが最後なんだろう。
激しい…雨だった。
シャワーよりももっと。
髪の毛からしとしと、ぴちゃん。
ぽた、ぽた。
俺もカウもすごく濡れて。
でもそれもたのしくて。
なんだかとてもたのしくて。
体に張り付くシャツ。
透けていくのが不思議だった。
シキに怒られちゃうかな…と考えて俺はカウとお風呂に入って。
雨の後、部屋にはいつもお湯が張ってある。
だれかが…いれてる。
ベッドの上でカウが鼻を俺の頬に摺り寄せて。
「どうしたの?」
俺のしつもんにカウはただ首を傾げた。
カウが俺に"どうしたの?"って聞くみたいに。
カウ、あったかい。
「ねむい…?」
こつん、とおでこをあわせて閉じられたままのカウの瞼を見つめる。
カウの目は…何色だったんだろうね。
髪と同じ色かな?
すこし…見たかったな。
「ねむる…?」
腕の中でうとうとするカウを抱きしめて俺はベッドに横になった。
やわらかいクッションをどけて。
雨はまだ降ってる。
きっとまだ…やまない。
「…おやすみ…カウ」
[0回]
PR