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*exceptional*
広いベッドの枕に悠然と背を預けてシキが満足そうに笑った。
「あ…ぁ…んぁ…ん…」
快楽に身をくねらせてアキラが悶える。
そのアキラの体の上に覆いかぶさっているのは…カウだ。
その嬌声がアキラのものだけなのは当然だが、カウも声の出ない喉を僅かに震わせながら熱い息を吐き出していた。
シーツに皺を刻みながら二人が睦み合う様をみてシキはにやりと口の端を引き上げる。
狗を情事に引きずりいれたのはほんの気まぐれだったがなかなか悪くない、と。
カウがアキラにしていることはほんの前戯程度のものに過ぎないが、じわりと焦らされるような熱をもてあまし、時折縋る様にシキを見上げるアキラの瞳を、こうやって見ていられる。
シキは喉の奥で微かに笑うとサイドテーブルに置いたグラスを傾けて酒を喉に流し込んだ。
まるで砂糖菓子を舐めるようにぴちゃりと音を立ててカウはくまなくアキラの体を舐めている。
その胸の赤く色づいた果実を舌先で転がしては甘い声をあげるアキラの反応を楽しんでいるようで。
尖らせた舌がつぅ、と腹をたどり臍のくぼみに到達する。
「ひぁ…やぁん…ぁ…シキ…ぃ」
鈍く光る銀のピアスに触れた途端ぴくん、とアキラの体が跳ね上がる。
シキを逆さに見るようにしてアキラはシキに手を伸ばした。
求めるように伸ばされた指先をシキは取ることはない。
そうしてするり、とその頬を撫でればひく、とアキラの喉が鳴った。
アキラの屹立し始めたものにカウがちゅ、と音を立てて吸い付いた。
唇で柔らかに食まれれば喉を仰け反らせて緩やかにアキラの背がしなる。
「シ、キ…ッ」
「まだだ。………カウ」
シキに呼ばれてそれまでは懸命にアキラに奉仕してしていたカウがぱっと顔を上げた。
快楽が途中でふつりと途絶えて、アキラが小さく声を上げる。
「…」
なぁに?と聞くように首を傾げて顔を上げたカウの唇は赤く濡れていた。
つやつやとした唇はひどく艶やかで。
「まだアキラと遊ぶだろう?」
カウの喉を軽くくすぐってから首肯されるのを見てシキは目を僅かに細めた。
「いい子だ」
シキはそう言ってカウに軽く口付ければアキラがカウの下で不満げな声をあげた。
「や…カウ…ずるい…」
アキラはカウの腕を取って引き寄せてからすぐにその唇をふさいだ。
舌を絡めあう音とそれから息の音が響く部屋でシキは変わらず二人を眺める。
ふ、と笑って口の端を緩める。
(…悪くない)
「ん…ぁ」
明け方には遠い闇の中。
アキラの嬌声はシキが許しを出す明け方までやむことはなかった。