拍手のお礼とそうでないお話の区別がまるでつきません。
最近の拍手お礼が微妙に長いのが原因だと思います。
最初のお礼って今見たら凄く短かった…!!
カウンタが20000回っていて驚きました…!
踏まれた方はぜひご一報を~v
*待ち望むもの*
明かりもない部屋の中でアキラはシキを待っていた。
もう待ち続けて半日になる。
午前中にシキが帰城して、出迎えて。
"部屋で待っていろ"
そういわれてアキラは大人しくシキを待っているのだ。
「…シキ」
ぽつん、と灯された蝋燭だけがゆらゆらと揺れている。
月も出ない暗闇。
外を見ても何も見えなかった。
…シキのうそつき…。
「シキのばか…」
「誰が馬鹿だ」
はっとして振り向けば扉の前にシキが立ってた。
…なんで気がつかなかったんだろう。
いつもなら分かるのに。
「…なんで遅かったの…いつも…すぐ来てくれるのに」
「お前に報告しなければいけないことか?」
シキがにやりと笑う。
「ううん…いいよ…たぶんわからないし」
「そうだな…お前にはそんな事関係ないだろう?」
「うん…」
アキラはそっと近づいてくるシキに歩み寄って抱きついた。
「ねぇ…」
"キスして"
囁くように口にしてアキラはシキへと手を伸ばした。
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