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唇のあわいからあなたへ甘い毒を注ぐ。幾度も、幾度も。
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お礼SSを書かせていただいてます。
踏まれた方はコメントか拍手でご一報くださいね。
シチュエーションなどリクエストいただけると助かります~。



ぱちぱち

プロフィール

HN:
coffin
性別:
女性
自己紹介:
無類のシキアキスト。
次点でリンアキ、グンアキ。
そしてわりと好きなカウアキ。
なんにせよアキラは受けです。

あの可愛いさは反則…!
*************
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頑張ってもうひとつ追加しましたー。
なんとなくafter glowの設定で。
冬のうちに冬の情景を書いておかないと…っ、と思うのです。
季節感を大事にするサイトでありたいな、と(笑)

というわけで。
ひとつお話をおろしておきますね。
拍手お返事を折りたたんでますー。

お返事不要の方も押してくださった方もどうもありがとうございます。
とてもとても励みになってますっ。
これからもがんばってお話を書いていきますー!

*fly*


窓の外をじっと見てた。

いつもと同じ風景。

そよ風が吹いて、怖いくらいにのどかな午後。
ううん、のどかなんじゃない。
ここはシキの城だから、静かなだけだ。

もうすぐ、シキ、かえって来るかな。
昼ごはんは俺の嫌いなカレーだった。
シキに怒られないだけ食べて、すぐにやめた。

視界を横切った黒いもの。
驚いてあわてて見ればその正体は青い模様も鮮やかなアゲハチョウだった。

ちょうちょ…って久しぶりに見た気がする。


俺はすぐに部屋を出る。
なんとなく、蝶がどこに行くか、気になった。

正面の入り口から芝生を歩いてひらひら飛んでる蝶を見つける。
ゆっくり追いながら俺はずっと蝶だけを見てた。

ハーブの小さな花の間をぱたぱた飛んでる。
俺の腰から胸の高さで、飛んでる。

さわさわと足の裏に触れる芝生の感触と風のにおい。
そのリアルな感覚とは違って、きれいな黒と青の蝶はなんとなく夢みてるような不思議な感じがした。

俺は手を伸ばすことも、近づくこともしないで、ただ蝶を見てた。
そしてそれは突然、ふわりと高く舞い上がって俺の手が届かない高さを、城壁を越えて城の外へと出て行った。

「…お前…どこまでいくの?」

 

…どこまでいけるの?

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