久しぶりの更新は拍手お礼になりました~!
なかなかお話をかけなくて;
いろいろと書きたいのですが文に起こすのは難しいですよね~!
うーん…文才欲しいです(切実!)
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カウ+アキです。
二人はとってもほのぼのします。
*瞳の光*
「カウ!おいで!」
つま先でくるりとまわってみせるとアキラの羽織ったシャツがひらり、と広がった。
中庭でカウを呼ぶとアキラはすとんと、腰を下ろす。
「ほら、これで吹くとしゃぼん玉ができるんだって」
アキラが差し出した容器の中で透明な液体がちゃぷん、と揺れた。
カウがくぅん、と鼻を鳴らしてくんくん、と匂いをかぐ。
アキラの部屋を整える女に"しゃぼん玉がしたい"といったらすぐに用意してくれたのだ。
アキラがふぅ、と息を吹き込むと虹色のしゃぼん玉がふわりと浮いた。
つぎつぎと小さなしゃぼん玉が生まれて、カウの鼻先でぱちんとはじける。
驚いたように一瞬身をピクリと震わせたカウを見てアキラはちいさく笑った。
おそるおそるといういうようにアキラにぴたりと身を寄せる。
「カウもする?」
吹くんだよ、と吹き口を差し出せばカウはぱく、と咥えて息を吐いた。
勢いよく吹きすぎてぱちんとしゃぼん玉が割れる。
「…もっとそぉっと吹くんだよ?」
今度は綺麗にできたシャボン玉がふわりふわりとのぼっていく。
「きれい…」
カウはアキラにぴとりと身を寄せたまま、見えない瞳で、のぼっていくしゃぼん玉を見つめていた。
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