え…ログなの?
なんていったらいいんだろう。
んんん・・・。
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*moon light*
月光がやわらかい光を惜しみなく注ぐ夜。
アキラは一人で窓辺に座って月を眺めていた。
ただ、何をするわけでもなく、体に巻きつけたシーツと戯れるように時折それをかき合わせる。
「シキは今なにしてるのかな」
はぁ、っとガラスに息を吹きかけて曇らせると無意味な模様を指先で描く。
「おきてるかな」
くすくすと笑いながらそのまま床に寝転ぶ。
「シキはひどいね。俺を絶対に一緒に連れて行ってくれない」
いつだってシキのそばにいたいのに。
いつだってシキって呼びたいのに。
[1回]
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