髪ネタ第二段。
最近文を書いてないので欲望がたまっていて困ります(笑)
そろそろちゃんと書きたいのになぁ。
とりあえず来週の金曜まではこのままのペースで。
それすぎたら頑張りま…す。
ネタ考えないと!
こんなの読みたいぜ☆というのがあればよければ拍手で一言お願いしまーす。
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*your color is…*
「シキは何で髪の毛黒いの?」
俺は座るシキの背中にくっついて目の前の項にかかる髪をじっと見る。
「意味がわからん質問をするな」
「…だって綺麗だから」
シキの色。
黒と紅。
なんで黒いの?
カミサマがシキはこの色って分かってたのかな。
…カミサマなんているのかは知らないけどさ。
「…理由になっていないな」
「うん…そうだね」
躊躇って、手を伸ばしかけて、やめて。
それでも俺はそっとシキの髪の毛を梳いた。
指に絡まることもなくて、俺の指の間をすり抜ける。
「黒じゃないほうがよかったか?」
楽しそうに少しだけ笑いながらシキが手に持っていた書類をテーブルにぽいって放り投げる。
「ううん。黒じゃないとだめだよ。…黒がいい」
俺の好きな色。
それともシキの色だから好きなのかな。
「ねぇ、シキ。黒って何色混ぜても黒なんだって。…シキみたいだね」
ね。
だってシキが黒じゃなくなるなんて想像できないし。
たとえばたぶん赤とか、緑にも染まらない気もする。
黒、だから。
「ふん」
シキはそうやって小さく鼻で笑っただけで。
「シキが黒だったら俺は…何色?」
「さぁな」
ちゃんと考えてよ、って言おうとしたのに急に唇をふさがれる。
無理な体勢だったけれど、そんなこともどうでもよくなって。
ねぇシキ。
俺も黒になれるかな?
シキの色をもらって黒に…ならないかな。
全部…シキ色に染まるといいのにね。
ね。
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