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唇のあわいからあなたへ甘い毒を注ぐ。幾度も、幾度も。
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キリ番は500単位で受付中です。
お礼SSを書かせていただいてます。
踏まれた方はコメントか拍手でご一報くださいね。
シチュエーションなどリクエストいただけると助かります~。



ぱちぱち

プロフィール

HN:
coffin
性別:
女性
自己紹介:
無類のシキアキスト。
次点でリンアキ、グンアキ。
そしてわりと好きなカウアキ。
なんにせよアキラは受けです。

あの可愛いさは反則…!
*************
リンクフリーです。
バナーはお持ち帰りくださいね。


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先日書いた、"その名前"の続き的な…ものです。
特に何も解決しませんでしたが…。
アキラにあーんってさせるグンジが書きたかっただけです。
なんかあーんって可愛いですよね。

ちょっとネタを膨らませるために久しぶりにPCの咎狗をやろうとおもっています。
未だにTBには手付かずですが…。
あーなんか書きたいものが頭の中でぐるぐるしてる感じです~。


*dessert*

今日の"仕事"を終えて帰ってきたグンジはアルビトロにやかましく言われないようにシャワーを浴びて食堂に向かった。
時間は昼時、正に食事の時間だった。
椅子にどかっと腰掛ければ、伸ばした足先に何かが当たってグンジは乱暴にテーブルクロスを捲った。

「っお前…ここで何してんの」

雫の滴る髪のままグンジは瞬間動きを止めた。

「?」

アキラが食堂のテーブルの下にもぐっていたのだ。
しっかりと目が合って。
カウと揃いのレザーをまとったアキラは日を追うごとに一層と人離れしていくようだった。

「でてこいよ」

アキラは暫くじっとグンジを見つめた後ゆっくりとそのしなやかな体をグンジのほうへと乗り出すようにしてテーブルの下から顔を覗かせた。
己の膝に頭を乗せたため、グンジは何とはなしに撫でてやる。
アルビトロが丹念に手入れをしているからだろうか、さらさらとした髪は意外とさわり心地が良かった。
アキラもおとなしく撫でられるに任せている。

給仕が食事を運んできて初めてグンジは己の空腹を思い出して。
ステーキを切り分けてもくもくとグンジは食事を進める。
アキラを膝に乗せたまま。

メインを食べ終えて、丁寧にカットされた林檎をほおばるとアキラが身を起こしてグンジの隣の椅子へとよじ登る。
そして皿の上に載った林檎に鼻を近づけてくんくんと匂いを嗅いだ。

「……欲しいのか?」

食べかけの欠片をほら、とアキラの目の前に差し出せばもう一度アキラは匂いを嗅いだ。
警戒しているというよりは、不思議がっているというほうが正しいかもしれない。

空いた手でグンジは林檎をかじりながらみているとぺろ、と舌を出してアキラは舐めた。

「舐めんのかよ…」

齧れよ、とグンジはため息をついた。

「口開けろ…ほら…あーんってしてみな?」

己の口をあーんと開ければアキラは首を傾げながらもグンジの真似をしてあーんと同様に可愛らしく口を開けた。
その口の中に林檎を放り込む。

「そんで、噛め」

指示されたとおりにもごもごとゆっくりと咀嚼してアキラは微笑んだ。

「……」

「なんだ…ヒヨォ、あんまりその猫ちゃんにかまってっとビトロに殺されるぜぇ?それによォ、ポチも気に入ってるみたいだしよ」

凶悪な顔で面白そうに笑ってキリヲが囃した。
そのままグンジと同様に椅子にすわり、料理を待つ。

「メシやってただけだっつの」

はん、と鼻で笑ってグンジはがたんと立ち上がる。

「俺は別にこいつと遊んでやったわけじゃねーの!」

「どうだかなァ」

くつくつと笑ってキリヲはちょいちょいとグンジの足元をさした。

「あぁ?」

イライラと指差された先を見ればアキラがグンジの足元にぴたりと寄り添っていた。
はぁとため息を吐いてグンジはしゃがみこんだ。

「ほんと…お前どうしたんだよ」

アキラは答えることなく小首を傾げただけで。
グンジのため息だけがただ音を伴ってそうして消えていった。

拍手[8回]

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久しぶりの更新は拍手お礼になりました~!
なかなかお話をかけなくて;
いろいろと書きたいのですが文に起こすのは難しいですよね~!
うーん…文才欲しいです(切実!)

********************


カウ+アキです。
二人はとってもほのぼのします。

*瞳の光*

「カウ!おいで!」

つま先でくるりとまわってみせるとアキラの羽織ったシャツがひらり、と広がった。

中庭でカウを呼ぶとアキラはすとんと、腰を下ろす。

「ほら、これで吹くとしゃぼん玉ができるんだって」

アキラが差し出した容器の中で透明な液体がちゃぷん、と揺れた。

カウがくぅん、と鼻を鳴らしてくんくん、と匂いをかぐ。

アキラの部屋を整える女に"しゃぼん玉がしたい"といったらすぐに用意してくれたのだ。

アキラがふぅ、と息を吹き込むと虹色のしゃぼん玉がふわりと浮いた。

つぎつぎと小さなしゃぼん玉が生まれて、カウの鼻先でぱちんとはじける。

驚いたように一瞬身をピクリと震わせたカウを見てアキラはちいさく笑った。

おそるおそるといういうようにアキラにぴたりと身を寄せる。

「カウもする?」

吹くんだよ、と吹き口を差し出せばカウはぱく、と咥えて息を吐いた。
勢いよく吹きすぎてぱちんとしゃぼん玉が割れる。

「…もっとそぉっと吹くんだよ?」

今度は綺麗にできたシャボン玉がふわりふわりとのぼっていく。

「きれい…」

カウはアキラにぴとりと身を寄せたまま、見えない瞳で、のぼっていくしゃぼん玉を見つめていた。
 

拍手[0回]

更新をサボっている間にコメントいただいてました…!
ありがとうございます~!
返信不要とのことでしたのでここで愛を叫んでおきます。
大好きです~っ!
コメントも励みになりました。
頑張ってお話書きたいと思いますv


ED2のほうはなかなか進んでません…。
放置しっぱなしで激しく申し訳ないです。
が…がんばります。
こう…いろいろ葛藤する高嶺の花が書きたいです。
総帥好き好き~でまさに"恋は盲目"なのは高嶺の花だと思います!

拍手[0回]


アンケート結果を受けまして久々のグンアキですー。
アルビトロを書くのが異常に楽しいです。

*********************

*その名前*


グンジがいつもどおり昼食を終えて、部屋に戻ろうとしたときだった。
キリヲにがしっと肩をつかまれて、長身ががくっとつんのめった。

「おい、ヒヨォ。ビトロが呼んでるぜ」

「あァ?」

なんだかんだといいながらも気だるくその仮初の主の部屋へと向かう。
実際、アルビトロに放り出されれば多少は困るのだ。
ベッドがなくなるしィ、とグンジはつぶやいた。
重厚な木材で作られた扉をためらいなくグンジは蹴り開けた。

「グンジ……っ、扉は手で開けるのだとお前は何回私に言わせたら気が済むのかね…っ?!」

「うるせーなァ、ちゃんときたんだからいいだろー」

ここまでならばいつものこと。
ただグンジのめぐらせた視線がある一点でぴたりととまる。

「え……」

いつもどおりのはずだった。
いつもどおり仕事を言い渡されて、文句を言いながらキリヲとまた街へと出て行くはずだった。

「……どうしたのだね?」

「………」

アルビトロの問いにもグンジは答えない。
ただじっと、カウと戯れる………アキラをみつめる。
グンジの視線の先に気づいたアルビトロがゆっくりとアキラの髪をなでた。

「あぁ……お前にはまだ見せていなかったな。これはカウのつがいとして私がセレクションした子なのだよ。名はアキラという。どうだ、可愛いだろう?」

どこかぽやっとした顔でアルビトロの動く指先を追っていた目がふ、とグンジに向けられる。

「っ……」

目深にかぶったピンクのフードのその下でグンジは瞠目した。

なんだ、これは。
これは………アキラじゃない。
感情が抜け落ちたかのような、顔。
ちがう、感情がないんじゃない。
…無垢すぎる。
あどけない表情は稚い子供の様ですらあった。
以前のアキラのようなどこか危うげな儚さなどどこにも見当たらない。

「……?」

そっとアキラが近づいてくる。
鼻先をグンジに向けてくんくんとにおいを確かめるように。
そっとグンジはかがんでアキラに目線を合わせる。

「……なァ」

「…なんでお前ここにいんの?」

言葉の意味がわからないのかただ不思議そうに首をかしげながらアキラがそっとグンジへと手を伸ばす。
その白い指先が己の鉤爪に触れたところであわててグンジは両手を引いた。
常ならば、処刑を行う彼が肩を揺らすほど動揺することなどめったにない。

「……危ないだろ」

そういってから、はた、とグンジは首をかしげる。
グンジは人の悲鳴もラインに汚れていない血の香りも大好きなはずなのに。
しかし今、確かにアキラの指先が傷つくことを…恐れたのだ。

(あれ…………?)

かすかに感じた違和感にグンジはぎゅっと眉を寄せた。

「おい、グンジ!……聞いているかね!?」

アルビトロの呼びかけにもこたえぬままグンジは己の手から鉤爪をはずして、素手でアキラの頭をくしゃりと撫でた。

「………アキラ…」

その胸に溢れる思いがいったい何なのかをグンジは…まだ知らない。

*********************

あとがきは続きから~

拍手[7回]

昨年はたくさんの方々に訪れていただき、拍手やコメントで何度も勇気をいただきました。
後半なかなか更新できませんでしたが、変わらず覗いてくださる皆様のおかげで何とか細々と活動してこれました!

本当にありがとうございました!

アンケート結果はダントツのED2ですね。
投票してくださった皆様、ありがとうございました!
この結果を受けて先日プロットを組み立てておりました!
少しばかり長くなってしまう予感はしますが…もうしばらくお待ちくださいね。
意見が反映されるサイトでありたいと思いますv
亀のような更新ではありますが、今年もよろしくお願いいたしますv
今年も楽しんでいただけるようなお話を書いていけたらいいなぁと思っております!

頑張ります~!

拍手[0回]

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BrownBetty 
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