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唇のあわいからあなたへ甘い毒を注ぐ。幾度も、幾度も。
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キリ番は500単位で受付中です。
お礼SSを書かせていただいてます。
踏まれた方はコメントか拍手でご一報くださいね。
シチュエーションなどリクエストいただけると助かります~。



ぱちぱち

プロフィール

HN:
coffin
性別:
女性
自己紹介:
無類のシキアキスト。
次点でリンアキ、グンアキ。
そしてわりと好きなカウアキ。
なんにせよアキラは受けです。

あの可愛いさは反則…!
*************
リンクフリーです。
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*君の為に*

シキは強い。

誰よりも強くて…だからきっと弱い。


泣けばいいのに。
そう思ってシキの頬に手を伸ばす。

「…なんだ?」

「………ううん」

綺麗な紅い瞳は乾いたままで。
いつみても、綺麗で。

だけど。
だけど。

この瞳が潤んだところを俺は見たことがない。
俺は何度も何度もシキの前で泣いてるのに。

シキは…泣くことなんか嫌いそうだ。
また"惰弱な行為"とか"腑抜け"とか言われるに違いないのだけど。
でも。

「シキ…頭撫でてあげる」

「…とうとう頭が沸いたか?」

ベッドの上でシキの髪を梳く。
さらさらの綺麗な黒。

「いいの」

何度も何度も俺はシキの髪を梳いて、そっとその頭を撫でた。

申し訳程度に羽織っていたシャツをシキが器用に肌蹴させていく。

俺の肌にシキの歯が食い込んでも、首筋に舌が這わされても俺はシキの頭を撫で続けた。

シキ…泣いたらいいのに。
そうしたら俺が慰めてあげるのに。

「…ぁっ…ん」

ぎゅ、と撫でたままだった髪を掴む。

「…っぁ…ふぁ…シキ…ぃ」

「…なんだ?」

暫くしてシキが顔を上げる。
胸あたりからシキの舌の感触が消えて途端に体がシキを求めだす。

「ねぇ…名前…呼んで?」

「……アキラ」

「………うん」

とりあえず今日はそれだけで許してあげる。

シキが名前で呼ぶのは俺のことだけだって、知ってるから。

もっと、呼んでくれるよね?

ねぇ、シキ。

シキが泣かない分、俺がこれからたくさん鳴いてあげる。

 

シキの為に、鳴いてあげるよ。

********************
あとがきは続きから

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ずぅっとしたかったリンクの編集をしました。
バナー表示とリンク先を追加、です。
リンク先のサイト様には報告したりできなかったりですが…。
とってもびくびくしながら報告してきました。
チキンです…。

バナーを表示したので彩り鮮やかなブログになりましたっ。

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珍しくリンアキのお話を書いてみました。
二人でわぁわぁいって生活してて欲しいです。
間が開きすぎたせいでなんのお礼をこちらにおろして来ていないのかわかりません…。
エイプリルフールの日のお話とかまだ手元にあるんですけど…。
整理しなくちゃ!

*******************

*snow*

遠目から雪の上に横たわったアキラを見たとき、心臓が…跳ねた。

青白い肌と紫色の唇。

死んだかと…思ったなどと…そんなことアキラに告げる気は無いが。

突然両手が天に伸ばされて、生きている、と分かったのはそのすぐ後だった。
何かを掴むかのように指先が動く。


まだ柔らかい雪を踏みしめてアキラのそばまで行けばアキラは俺を見上げて微笑んだ。

「何をしている」

「雪が降ったから」

「だから何だ」

「足跡を…つけたくなった」

確かにアキラの周りには足跡がついていた。
それは新雪に覆われて少し輪郭をぼやけさせているようだったが、足跡で円をかいたようなものがあちこちに広がっていた。

全く持ってくだらん理由だ。

「それで、足跡だけでは飽き足らずそこに寝ているのか」

「ううん。こうしてると…俺だけに雪が降ってるみたいに見えるんだ」

「さっさと起きろ。風邪をひく気か」

アキラは一瞬目を見開いてからおとなしく体を起こした。
腰に抱きついてくるのを引き剥がす。

「濡れる」

不満そうな声を上げるアキラの声を背に中庭から城へと歩みを進める。


「ね…俺が風邪ひいたら心配する?」

「さぁな」

まとわりつかれるのは嫌いだったはずなのだが。
なぜかアキラにはそれを許している。
理由を考えるのも腹立たしかった。

「ねぇ、シキ」

「だまれ」

うるさいその唇を塞いでおとなしくさせた。

 

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わぁ~;;
もう私生活のごたごたから帰ってきました。
長らくサイトを放置で本当にすいませんでした…っ。
これから気合入れて書いていこうと思います。
留守中拍手をぱちぱちしてくださった方、また更新のないサイトに毎日足を運んでくださっていたあなた、本当にありがとうございます~。

咎狗お友達を増やせたらいいなぁ…なんて思っているのでばしばし声かけてやってくださいね。
イラストとかも…描きたいです…。
そのうちアップする…かも?程度ですが。
今もうやりたいことがてんこ盛りです。
ありすぎてどれから手をつけていいか迷うほどです。

まずは…afterglowの続きかな?

というわけで、ただいま!!

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しました。
図らずもとっても今カウ+アキラのお話が拍手に溢れてます。
いやぁ…なんででしょうね。
今回のお礼はなんだか春っぽい…です。
夏のお話も書きたいな。

10月になったらafterglowの続きを書きたいです~。

*******************

*diamond*


…ねぇ、見た?


見た?


真っ白な世界。


シキもこの世界を見てるかな?

真っ白い世界は少し…怖いね。

 

太陽は落ちて、月が昇って。
雲の間からたまにその光が降りてくる。
一面の雪が光ってるみたいに見えてなんだか…目が離せない。

「アキラ…カゼひくからさ、お願いだからこっちにおいでよ」

リンがベッドに座って呼んでる。
手に持ってるのは…服。
俺がこの格好でいるのが何だっけ…そう、"さむざむしい"って言ってた。

「雪…降ってるから」

「うん」

「音…しないね」

「…そうだね」

シキが帰ってきてもきっと音じゃ分からない。
血が…シキを呼ぶから音なんてなくても帰ってきたって…分かるけど。
でも、見てないと。

白の中にあるシキの黒が…すぐ分かるように。
 

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