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唇のあわいからあなたへ甘い毒を注ぐ。幾度も、幾度も。
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キリ番は500単位で受付中です。
お礼SSを書かせていただいてます。
踏まれた方はコメントか拍手でご一報くださいね。
シチュエーションなどリクエストいただけると助かります~。



ぱちぱち

プロフィール

HN:
coffin
性別:
女性
自己紹介:
無類のシキアキスト。
次点でリンアキ、グンアキ。
そしてわりと好きなカウアキ。
なんにせよアキラは受けです。

あの可愛いさは反則…!
*************
リンクフリーです。
バナーはお持ち帰りくださいね。


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なんか…寸止めって感じですね。
いろいろ折りたたんでます~!


**********************

*唇の温度*



シキが部屋へ戻ってきた午後、アキラはベッドの上でふわりと微笑んだ。
一糸纏わぬままのアキラが動くたび、しゃらり、と涼やかな音がする。

「おかえり、シキ」
「…やけに機嫌がいいな」

明るい声音にシキは面白そうに目を細めた。
アキラはもっと機嫌を損ねているかと思っていたのだ。
ゆっくりとそのベッドに腰掛ければ当然のようにアキラはシキの隣に擦り寄ってきた。

しゃら、しゃら。

「シキが帰ってきたからだよ」
「どこにも出かけてなどいないが?」
「部屋から出て行ったくせに。しかも3日もここに戻ってこなかった!」
「城からは出ていないだろう」
「そんなの俺にとってはどっちも同じだ。」

シキに会えなければ同じだとアキラは唇を尖らせる。
そのつん、と上向いた唇をシキは面白そうに親指で辿る。
しっとりとして柔らかなこの唇がいかに甘いかなど、とっくに知っていた。
しかし口付けることはせず、ただゆるりと視線をアキラに滑らせる。

「大人しくしていたようだな」
「シキの言いつけどおりにね」

しゃら、しゃら。

その音の正体はアキラの両手、そして右足を戒める華奢な鎖が立てる音だった。
一見すればアクセサリーのような腕輪からのびるごくごく短い鎖で両手同士はつながれ、右足も同様に。
ただ足の方の鎖だけはベッドの脚へとつながっていた。
といっても大した長さはなく、アキラはこのベッドからさして移動しなかっただろうことが容易に分かる。


この瀟洒な手錠はうろうろと城内を徘徊しては男を誘うアキラへの罰、といったところだった。
また城内にいるシキを探している途中だったのか、中庭へと至る廊下に先日は貧血で倒れているのを発見されたばかりでもあった。
いつまでたってもちっとも部屋で大人しく待っていないアキラにシキは盛大にため息をついてみせた。
もっともそんなことで改善されるとは到底思っていなかったが。
そして手足の自由を奪ったままアキラを抱き、完全にアキラを満足させないままに部屋を後にしたのだった。
シキに触れられないから嫌だ、と抵抗していたアキラが動くたびに腕輪が皮膚に食い込んで淡く赤い跡をつける。
大体、それもシキは気に食わなかった。
シキがつけた戒めが原因で傷をつけるアキラに腹を立てるなど問題のすり替えもいいところだが、そんなことはシキにもましてやアキラにも関係なかった。
傷をつけるなと多少は強引に約束させて、一度だけ深く口付ければとろけた瞳でアキラは頷いて。
それが3日前の話だった。
シキはわざと部屋へ帰らなかったのだ。


アキラの腕を取り、そして足首を見て痣や傷が出来ていないことを確認したシキは褒美をやってもいいぞ、とアキラへ囁いた。
唇の触れ合わないぎりぎりの位置で面白がるようなシキにアキラはふふふ、と笑った。
一気に瞳に淫蕩な色が滲む。

「それ、なんでもいいの?」
「俺の気分次第だがな」

主の言葉に期待を寄せたアキラはシキを腕の輪の中に通すようにして体を近づけた。
アキラの自由を奪う鎖がシキの項に宛てられ、そして軽い力で引き寄せられる。
逆らうことなく望まれるがままわずかに上半身を倒したシキは確かにアキラの体温が上がっていることを知る。

「シキが最後までしてくれなかったから…あのあと俺、一人でしちゃった」
「それで満足したのか?」
「………満足したって言ったら…?」
「俺の目の前でやらせるだろうな」
「意地悪」
「どこがだ」

ふ、と口元を緩めたままシキは強い眼光でアキラを射抜く。
赤い瞳に見つめられるたびにアキラは体の奥や、心の中までも見透かされているような気分になる。
何気ない言葉の応酬もほんの戯れにしか過ぎないことをお互いがよくわかっていて、だからこそ意味のないことばかりを話していられた。

「………ぜんぜん満足なんてしなかったよ…足りなくて…悲しくなった」
「だろうな。淫らなお前が自慰で事足りるわけがないだろう」
「ね…だからしよう?」
「てっきり望みは鎖を解け、かと思っていたんだがな。それよりも快楽を優先するか。どこまでも淫らだな」
「…鎖はシキが好きなときに解けばいいよ」

シキにつながれてるって考えるのも悪くないし、と胸中でアキラはこっそりと笑った。
せかすように腕で鎖を引いて、シキを誘う。

 


唇がふれるまで、あと少し。


**********************
 

拍手[15回]

PR
明日にはひとつアップできるかな~。
まぁさっき書き始めたんだけどね…!!

でも最近はちょくちょくとネタを考えてます。
考えるのは好きです。
書くのは好きだけど得意じゃないので悶々しますけど!

いろいろメッセージもありがとうございます!
更新した際にお返事します~。



拍手[5回]

リハビリがてらに書いてみました。
台詞は少なめですが…。
シキはアキラのものとかを大事にとっておきそうです。
っていうか保存?
ぺいっとは捨てられないというか…。
そういうところがシキの人間味なのかなぁ…なんて思ったりします。

拍手でメッセージ下さった方!
本当にありがとうございます。
メッセージはやっぱりとても励みになりました。
放置していて本当にすいませんでした。
暑さに負けずがんばりたいと思います~。

****************************

*秘密*


ある扉の前でアキラはふ、と足を止めた。
城の大分奥まったところにその扉はあって、普段から城の中を徘徊しているアキラもこの扉の存在は知らなかった。
もっとも、アキラが歩いているときに部屋の存在をいちいち気にしているかといえば答えはもちろん否、なのだが。
いつも探しているのは自分を楽しませてくれる存在と、それに必要な部屋と、なによりもシキだった。
前の二つはシキがいれば取るに足らない問題で、歯牙にもかけないようなことだけれど、シキがいなければどうしても物足りなかった。

そっとドアノブをひねればなんなく扉は開いた。
多少軋みながら開いたそれは城内のどの扉とも同じく重く、アキラは両手でしっかりをドアノブを握りなおす。
首をかしげながら右足を踏み出せば床は埃のざらついた感触。
人が入らなくなって久しいのかもしれない。

そこそこに広い部屋の中は暗く、アキラは手探りで明かりのスイッチを入れてはみたものの、ぱちんというスイッチの音が鳴るだけだった。
電球が抜かれているのかもしれなかった。
真っ暗な部屋の中で少し視線を漂わせながら考えてアキラは扉を大きく開く。
部屋の中にわずかに明かりが差し込む。
暗闇よりかは多少ましになった、と小さく頷いて再度部屋へと踏み出す。
なぜこのとき気まぐれなアキラが興味を失わなかったか、というのはやはり彼の気まぐれとしか答えようがなく、その理由はやはりアキラにもわからなかっただろう。
彼はそういうふうに"なって"しまったのだった。

部屋の中においてあったものには埃よけに白い布がかけられ、それがわずかな光を反射してぽぅっと浮かび上がっていた。
細い指先がその布の一端を手繰る。
しゅるりと落ちた布の下から出てきたのは裸の少年の像だった。
白い石で作られており、すべらかな感触にアキラは何度か手のひらを這わせた。
いつか、どこかでこれを見たような気もしたけれど、思い出すことはなく。
脳の遠くで何かの映像がちかちかと明滅しただけだった。
この像と同じような台座が布の下から見えているものが周囲にいくつもある。
という事はここにはこれと同じようなものしかないのかもしれない、とぼんやり考えながらも、アキラは暗闇に慣れてきた目でそろりそろりと前進する。
傍を通ったものの布をすべて床へと落としていく。
あっという間に床は柔らかな布で埋まっていった。

部屋の一番奥にあったものは振り子時計だった。
薄いガラス戸を開いて、止まってしまっている振り子を指で揺らすと柔らかい音がして、アキラは右に左に繰り返し動かしてみる。
シキの心臓の音に似ている、とアキラはひとりでくすくすと笑って目を閉じる。
ひとしきり遊んで満足するとその時計の隣の棚に目をやった。
なにかが光った気がして首を傾げながらも手を伸ばす。
手探りで小さな箱の中にあった金属製のプレートをつかみ出した。
チェーンのついたそれは金属同士がこすれあって硬質な音を立てる。
指先で辿れば模様か何かが彫ってあるようだったけれど暗闇ではそれをみることはできなくて。
幾度も指を滑らせてみたけれど、結局わからなかった。
妙に気になったそれを部屋に持ち帰ろうと握りなおした矢先、名前を呼ばれてぴくんと、とアキラの体がはねる。

「シキ…!」
「こんなところでなにをしてる」
「………さぁ…なんだろう」

わからない、と首を振ってためらいなく右手に握っていたものを床へ落とすと、アキラは主のもとへと駆け寄っていった。
埃だらけのアキラにシキはこれ見よがしにため息をついて。
眉を寄せながらもその肩についたほこりを払ってやった。

「…何か…みつけたのか?」
「………ううん、なにも」

面白いものは何もなかった、とアキラはつぶやく。
シキがちらりと横目で部屋の奥を見る。
暗闇で見えないが、その奥にはアキラのものがおいてあるはずだった。
以前の、アキラのものが。
眇めた目が一瞬深い色に変わるも、すぐにそれは消えて。
腕を絡めてくるアキラの好きにさせながらそのまま振り返ることはなかった。


後日その部屋にはシキの命により厳重に鍵がかけられた。
アキラの過去とともに。

拍手[7回]

放置プレイにもほどがアリマスヨネー!
もはやプレイですらない!
残念な広告が表示されていることに気がつきませんでした。

5月から大した予定はなかったはずなのに…なんということでしょうか!
自分にがっかりです!

めっきり暑くなってきましたね。
いきなりすぎると思います。
ようやく梅雨明けしたと思えばすぐこれか!
どんだけやる気なんだよ、夏よ。
一日に4~6km歩く私は毎日、汗で出て行く水分量が半端ないです。
水分補給大事ですよね。
そんなわけで黒酢ドリンクを飲んで日々をすごしています。

アキラが脳内でぴょこぴょこしてるのでいい加減文に起こしてあげたいです。
ぶっちゃけ結末しか決まっていないのでいっそのことこのまましばらく放置して他の話を書くのもありかなぁなんて思っています!
あ、afterglowの話です。
うーん、いまいち滾らないのが問題だと思います。

拍手[0回]

狗アニメのトレーラーをみました。
なんだかみんな目がきらきらしてて違和感(笑)
とくに源泉!

リンがかわいかった。あの、戦うところ。
あと、シキが刀を抜くところは何だか妖刀のようでした。

血の音が粘着質できゃーってなるけどそれもまた良し!
うううーafterglow書き終わらないです…っていうか書き進められない~!

拍手[0回]

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BrownBetty 
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