わーわーわー!!
カウンタが10000超えてますね!!
嬉しいですvv
日々のご訪問ありがとうございます~。
ぱちぱちに毎日励まされてますっ。
もしキリ番を踏まれた方はご一報くださいませ。
もしいらっしゃらなければなにか企画しようかなぁなんて思ってます。
まだ未消化のキリ番がひとつ残ってますのでそちらも早く書き上げたいです(お待たせして申し訳ありません!!)
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今回は+カウのお話を久しぶりにかきました。
いや、なんか、こう、アキラっぽくないというかうちのアキラっぽくないというか。
ED3の子はこんなにいろいろと考えないような気がします。
そろそろネタが尽きそうです…!!
なんか考えなくちゃ!!
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*like the moon*
「カウ、今日はねすごく月がよく見えるよ」
「…」
シキが朝に出て行ったきり帰ってこないから、カウとふたりでお留守番。
もう月は昇りきっちゃったのに。
きれいなまぁるい満月。
白じゃなくて、青でもなくて、黄色い、月。
なんだかおいしそう。
なんていったらシキに笑われそうだけど。
「カウにも見れたらいいのにね」
カウは、鼻を俺のほっぺに擦り付けて寄ってくる。
いいこ。
カウの眼があったら一緒にこれ、みれたのにな。
この部屋は窓が大きいから、月が綺麗な日は部屋の明かりをつけなくてもすごく明るい。
それはとっても珍しいことなんだけど。
そもそもトシマが晴れるということが少ないし。
その時に月が満月ってこともなかなかない。
「シキと見たかったのに」
あーぁ、ってため息ついて、カウに抱きついた。
一回抱きついたら寂しい気持ちが膨らんで、もっとぎゅってする。
あったかいカウの体はすごく気持ちがいい。
シキがいなくて寂しいとき、俺はカウをぎゅってする。
カウはいつもおとなしく俺に抱きつかせてくれる。
顔を舐めて、ほっぺにキスをして、鼻を寄せる。
かわいい、カウ。
「シキ、はやく帰ってくればいいのに」
カウに抱きついたままころん、と横になって、クッションを引き寄せる。
二人でそれに頭を乗せて、月光浴。
「きれい…」
さかさまに見ても綺麗な月。
なんとなく腕を伸ばしてみる。
届かないけど、触るみたいにそっと指で空中をなぞった。
シキは月に似てるかもしれない。
いつもいつも俺は手を伸ばして追いかけてるんだ。
触れたくて、触れてほしくて、キスがしたくて。
でも、シキはそんなこと気にしないんだ。
気にしないから、シキなんだ。
だから俺は何度でも腕を伸ばして、指先で触れる真似をする。
月をなぞるみたいに、触れてるように見えるだけなんだ。
シキに、触れたい。
それだけなのに。
いつも、届かない。
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