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唇のあわいからあなたへ甘い毒を注ぐ。幾度も、幾度も。
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キリ番は500単位で受付中です。
お礼SSを書かせていただいてます。
踏まれた方はコメントか拍手でご一報くださいね。
シチュエーションなどリクエストいただけると助かります~。



ぱちぱち

プロフィール

HN:
coffin
性別:
女性
自己紹介:
無類のシキアキスト。
次点でリンアキ、グンアキ。
そしてわりと好きなカウアキ。
なんにせよアキラは受けです。

あの可愛いさは反則…!
*************
リンクフリーです。
バナーはお持ち帰りくださいね。


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頑張ってもうひとつ追加しましたー。
なんとなくafter glowの設定で。
冬のうちに冬の情景を書いておかないと…っ、と思うのです。
季節感を大事にするサイトでありたいな、と(笑)

というわけで。
ひとつお話をおろしておきますね。
拍手お返事を折りたたんでますー。

お返事不要の方も押してくださった方もどうもありがとうございます。
とてもとても励みになってますっ。
これからもがんばってお話を書いていきますー!

*fly*


窓の外をじっと見てた。

いつもと同じ風景。

そよ風が吹いて、怖いくらいにのどかな午後。
ううん、のどかなんじゃない。
ここはシキの城だから、静かなだけだ。

もうすぐ、シキ、かえって来るかな。
昼ごはんは俺の嫌いなカレーだった。
シキに怒られないだけ食べて、すぐにやめた。

視界を横切った黒いもの。
驚いてあわてて見ればその正体は青い模様も鮮やかなアゲハチョウだった。

ちょうちょ…って久しぶりに見た気がする。


俺はすぐに部屋を出る。
なんとなく、蝶がどこに行くか、気になった。

正面の入り口から芝生を歩いてひらひら飛んでる蝶を見つける。
ゆっくり追いながら俺はずっと蝶だけを見てた。

ハーブの小さな花の間をぱたぱた飛んでる。
俺の腰から胸の高さで、飛んでる。

さわさわと足の裏に触れる芝生の感触と風のにおい。
そのリアルな感覚とは違って、きれいな黒と青の蝶はなんとなく夢みてるような不思議な感じがした。

俺は手を伸ばすことも、近づくこともしないで、ただ蝶を見てた。
そしてそれは突然、ふわりと高く舞い上がって俺の手が届かない高さを、城壁を越えて城の外へと出て行った。

「…お前…どこまでいくの?」

 

…どこまでいけるの?

拍手[1回]

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拍手お礼を更新しましたー!
なんとか有言実行できました。
よかったよかった。

ということでまたこちらにひとつおろしておきますね。
拍手のお返事は折りたたんでますv



シキ様の一人語り。
アキラが好きで仕方ないだけ。


*その耳に囁いて*


腕の中でアキラは先ほど眠りに落ちた。
意識がとけるようにとでもいうのだろうか、俺の胸に頭を預けてすぅっと寝入った。

そのアッシュグレイの髪を気まぐれに撫でればさらりとシーツに広がって新たな模様を描く。
点々と白い体のあちこちに咲く花は俺が散らしたものだ。
白い肌にはよく映える。
俺はこれが気にいっていた。
ふせられた睫が濃い影を落とし、その呼吸の深さから眠りが深いものであることが知れる。

飽きることなくさらりさらりと髪を弄う。
先ほどの会話を思い出してわずかに口元が緩んだ。


「シキ、シキ…出かけるときは起こして」
起きたときに俺がいない状況をアキラが嫌がっていることは知っていた。
だからこそアキラはこんな風に俺にせがむのだ。
「…一度だけ名前を呼んでやる。それで起きなければお前が悪い」
「……うん。わかった」
実際、こんな約束をせずとも出て行く際にはいつも名を呼んでから出かけていた。
それを…アキラが知らないだけだ。

耳もとで小さく囁いてやるとアキラはいつもくすぐったそうに小さく笑うのだ。
もちろん、寝ぼけているだけなのだが。

 

その顔はひどく穏やかで、起こしてやる気がうせるのだ。
腑抜けた顔だ、と笑うこともできた。
だが、もう少しだけ見ていようと思うのはなぜなのか。

「…愚かな考えだな」

先ほどまで交わっていたせいで俺の体も心地よい疲労を感じはじめている。
下らぬ考えを捨てて、アキラの鎖骨の近くにもう一輪、花を散らしてから俺もまた意識を手放した。

 

拍手[0回]

*音のない答え*


浴室でシキに抱かれた熱を体の奥で燻らせながら、褥の上でシキの背にアキラは口付けた。
しっかりと筋肉のついた背、とがった肩甲骨、ひとつひとつの骨を確かめるように徐々に降下していく。

シキは口の端を僅かに撓めながらもただ黙ってアキラのするに任せている。
最近シキはアキラの気まぐれに付き合うことが多い。
突発的なアキラの行動は珍しくない。
シキの予想をはるかに超えてアキラは欲望に従順になってきていた。

「…ふふ」

時折くすりと笑みを漏らしながらアキラの口づけはやまない。

シキの素肌に触れることはアキラにとってはこの上ない喜びだった。
シキが衣服を脱ぐのは風呂をあがってから起床するまでの僅かな間だったからだ。
アキラを抱く時もシキは衣服をつけたままであることが多かった。
トシマにいた頃からそうだった。
アキラは己の背にいつもシキの身に着けているレザーの感触を感じていた。

「…シキ」

「…盛るな。さっき与えてやっただろう」

「……ね…キスして」

するりとその首に腕を回してシキの顔を後方から伺った。

「…」

アキラは体をシキに乗り上げるようにしてパタンとその体を仰向けにした。
実際はシキがアキラの動きに応じて体を倒したのだが。
でなければアキラの力などではシキを動かすことはできないだろう。

「…シキ……?」

「…どうした」

骨ばった手がアキラの髪を払う。
片手でその頬を包み込んで熱に潤んだ瞳をシキは面白そうに覗き込む。

「どうしてかな…」

「なにがだ」

ふわりふわりと意識を漂わせながらアキラはシキに完全にかぶさるようにしてぴたりと胸を寄せた。
アキラの柔らかな熱がシキの熱と融合する。
溶け合って、皮膚の境界線など無くなればいい、といつもアキラは思う。

ひとつになることほど願うことはないのに、と。
体を繋げて得られる充足感はとても大きい。
けれど、いつまで経ってももっと欲しい、まだ足りない、と満たされない思いを抱えるのだ。

「…キスして」

そう言いながらアキラはシキの唇にそっと己のそれを近づける。
触れるか触れないかの位置でぴたりとその動きを止めた。
シキとアキラの吐息が絡み合う。

シキの赤い瞳がただ自分を見ているのだと、そう考えるだけでアキラは言いようのない悦楽に身が浸されるのを感じた。
…冷めかけたその熱がぽぅっと灯り始める。


声に出さずにアキラはもう一度かすれた息で"キスして"と囁いた。


けれどシキはただその美しい唇を綺麗に弧にするにとどめる。

「いじわる」

ふふふっと笑ってアキラはキスをした。
ちゅっと音を立てて幾度も啄ばむようにして口づけは徐々に深くなっていく。

「…んっ…ふ…」

睫を震わせ、頬を上気させてアキラの指がシキの輪郭をそっと辿る。

シキは気づかれぬようにそっと笑う。

なぜ、どうして。

アキラはいつも理由を探す。

何が楽しいのかただそうやってシキに問いかけては笑う。


シキは答えなど与えてやる気はないのだ。
ただ何も考えずにここでキスだけをねだればいい、と。

アキラはそれだけを待っていればいい、と。



シキはそうしてアキラを…変えていくのだ。


*****************

あとがきを折りたたんでます~。

拍手[0回]

髪ネタ第二段。
最近文を書いてないので欲望がたまっていて困ります(笑)
そろそろちゃんと書きたいのになぁ。

とりあえず来週の金曜まではこのままのペースで。
それすぎたら頑張りま…す。

ネタ考えないと!

こんなの読みたいぜ☆というのがあればよければ拍手で一言お願いしまーす。


********************

*your color is…*

「シキは何で髪の毛黒いの?」

俺は座るシキの背中にくっついて目の前の項にかかる髪をじっと見る。

「意味がわからん質問をするな」

「…だって綺麗だから」

シキの色。
黒と紅。
なんで黒いの?
カミサマがシキはこの色って分かってたのかな。
…カミサマなんているのかは知らないけどさ。

「…理由になっていないな」

「うん…そうだね」

躊躇って、手を伸ばしかけて、やめて。
それでも俺はそっとシキの髪の毛を梳いた。
指に絡まることもなくて、俺の指の間をすり抜ける。

「黒じゃないほうがよかったか?」

楽しそうに少しだけ笑いながらシキが手に持っていた書類をテーブルにぽいって放り投げる。

「ううん。黒じゃないとだめだよ。…黒がいい」

俺の好きな色。

それともシキの色だから好きなのかな。

「ねぇ、シキ。黒って何色混ぜても黒なんだって。…シキみたいだね」

ね。
だってシキが黒じゃなくなるなんて想像できないし。
たとえばたぶん赤とか、緑にも染まらない気もする。

黒、だから。

「ふん」

シキはそうやって小さく鼻で笑っただけで。

「シキが黒だったら俺は…何色?」

「さぁな」

ちゃんと考えてよ、って言おうとしたのに急に唇をふさがれる。
無理な体勢だったけれど、そんなこともどうでもよくなって。


ねぇシキ。


俺も黒になれるかな?

シキの色をもらって黒に…ならないかな。

全部…シキ色に染まるといいのにね。


ね。

拍手[0回]

おめでとうございます。
新年からたくさんの方に訪れていただいたようでびっくりしました。
いつもいつも本当にありがとうございます。
皆様の拍手と、コメント、それからカウンタの数字に励まされながら楽しく文を書くことができました。
更新速度は速いとはいえませんが、まだまだがんばってシキアキを書き続けていこうと思います!
お暇なときにでもまた覗いていただけると幸いですv

今年もよろしくお願いします~。


拍手のほうに1作品アップしてますのでよろしければぽちっとボタンを押してみてくださいね。
ですのでこちらにもひとつおろしておきます。

************


*願い*


一つ前のご主人様はアルビトロさま。

今のご主人様はシキさま。

それで、アキラは僕の大好きな人。

でも、アキラはシキさまのものだから僕はシキさまがいないときだけアキラと遊ぶ。

アキラはシキさまがいないと本当に寂しそう。
長い間シキさまが帰ってこないとき、時々アキラは夜中に静かに泣くから、僕はその涙を舐めて、
ほっぺも舐めて、"僕がいるよ、泣かないで"ってアキラに抱きつく。
アキラはそういう時、何も言わないで僕をぎゅってするから僕は大抵アキラに抱きしめられたまま寝る。
アキラは甘いにおいがする。
おいしそうな、におい。

眠る前にいつも、はやくまた笑ってくれるといいなって思う。

 


「カウ、おいで」

アキラに呼ばれると僕はもう嬉しくなって仕方がなくなる。

「お風呂はいるよ」

アキラが僕のこと呼んでくれて、一緒にお風呂に入るのも楽しい。

アキラは優しい。
僕のこといっぱいいっぱい撫でてくれる。
体も髪も洗ってくれるし、ご飯のデザートはいつも分けてくれる。

何かしてあげたいけど、僕はしゃべれないから、いつもアキラのほっぺを舐める。

 


だいすきって、伝わるように。

 

拍手[2回]

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