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唇のあわいからあなたへ甘い毒を注ぐ。幾度も、幾度も。
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キリ番は500単位で受付中です。
お礼SSを書かせていただいてます。
踏まれた方はコメントか拍手でご一報くださいね。
シチュエーションなどリクエストいただけると助かります~。



ぱちぱち

プロフィール

HN:
coffin
性別:
女性
自己紹介:
無類のシキアキスト。
次点でリンアキ、グンアキ。
そしてわりと好きなカウアキ。
なんにせよアキラは受けです。

あの可愛いさは反則…!
*************
リンクフリーです。
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拍手お礼にひとつお話を追加しました。
それに伴いましてひとつログをこちらにおろしておきます。

お礼の方は不安定なアキラが書ければいいかなぁと思ってやってみました。
ED3ではありえるかな、と思います。
ED2では無いと思う…んですよ。
何の話か分かりませんよね(笑)

ぜひぜひぽちっとボタンを押して読んでみてくださいませ。

********************
身体部位10のお題:そのに

04 鎖骨

普段シキはアキラの眠っている間に入浴することが多い。
しかし今日は偶然にもシキの入浴中にアキラが覚醒した。

シキにひどく抱かれていたせいでふらふらとおぼつかない足取りで、それでもシキを求めてアキラは半分寝ぼけながらも主のためにしつらえられえた広い浴室へとたどり着いた。

「…し…き…?」

水音の反響する浴室の目の前。
ドアを遠慮なく開けて、アキラは足を踏み入れる。

「…起きたのか?」
「ぅん…」

湯船の中からシキがアキラに問いかけるもアキラはどちらともつかないような声で返しただけだった。

「…それともまだ寝てるのか、お前は」
「ん…ぅ」
「おい」
「しきぃー」

腕を伸ばしてきたアキラをため息とともにシキは湯船へと導く。
シャワーをとると、シキはアキラの頭上から勢いよく水をかけた。

「っわ!」

ぱち、と。
アキラの目が開いてなんども瞬きをする。

「やっと起きたか」
「…うん」

今度はしっかりとした声で返事が返ってきたのを確認するとシキはシャワーを放り投げた。
硬質な音を立てて転がるそれをアキラの目が追う。

それにしてもずいぶんと痩せたものだ、とシキは目を僅かに眇める。
以前はぴんと張り詰めたしなやかな筋肉で覆われていた腹、腕、脚。
今ではすっかりと筋肉は落ち、緩やかな稜線を描いてアキラの輪郭をかたちどっていた。
鎖骨の窪みにたまった湯。

きちんと食事を取らせなければならない、とシキは眉を寄せる。

その間にもアキラはシキの膝の上にあがり、その肌にぴとりと身を寄せた。
熱気でしっとりとした肌は密着度をさらに上げているようだった。

先ほどまでの交わりでアキラの鎖骨に己がつけた歯形をシキがなでる。
くすぐったそうにアキラは小さく笑うと、シキの鎖骨にその柔らかい唇を押し当てた。

瞬間小さな刺激がシキを襲う。

「おかえし…シキは赤が似合う」

唇を離したアキラが無邪気に笑う。
シキの鎖骨にはアキラがつけたキスマーク。


「まったく…まるで飢えた獣だな?」

愉快そうに喉を鳴らすシキの胸に耳を当てるとアキラもまた笑う。
こうやって鼓動を聞くのがアキラは好きだった。

 

「シキほどじゃないよ」

アキラはふふふ、と笑ってそっとその赤いシルシをなぞった。 

拍手[2回]

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なんだか最近書き込み頻度がひどくてすみません…。
ただいまキリ番小説を執筆中です~。

ED2は楽しいですけど、時間がかかりますね;;
アキラの性格がいまいち把握できません...っ。
訓練ですねorz

ストイックさを追及しながらどんどん逸れていっている予感☆

…もう少しお待ちくださいね~。
発掘した小説を投下していきます~。

****************

*溶け合う、熱*


星を数える。

ひとつ、ふたつ、みっつ。

「…」

満点の星なんて見えない、トシマの空。

たまに雲が途切れて、少しだけ見えるから、それをまた数える。

べつに何の意味もない…けど。

「…起きたのか」

シャワーを浴びて寝室に戻ってきたシキが意外そうに俺に声をかけた。

「うん。目…覚めた」

さっきまで俺は寝てた、から。


「…風邪をひきたくなければ何かを着るか布団に入るかしろ」

そうだね。
窓際はすごく…寒い。
…寒いね。

「うん…ベッドに戻るよ」

まだすこしだけあったかいシーツと毛布の隙間に潜り込んで、シキを待つ。


少ししてシキがベッドに入る。
俺の、隣。

シャワーを浴びたばっかりだから俺よりもすごくあったかい、シキ。
冷たい足をシキの足に絡ませれば、シキがぎゅっと眉を寄せた。

「…冷たい?」
「お前が俺を暖かいと感じているなら俺はお前を冷たいと感じるとは思わないのか」
「…?」

ん?って首をかしげて笑う。
シキってたまにすごく意味のわかんないことをいうんだ。

「はやく寝ろ」

シキはわかってない俺をふん、って嗤って(何か言われるかと思ったけどさ)それだけ言った。

「…おやすみ、シキ」

俺は眠くなくてもシキの隣なら、寝れる。
だから、きょうも俺はシキの傍で目を閉じる。

夢は見ない。

絡めた足から伝わってくるシキの体温を感じながら、俺はそっと意識を手放した。

拍手[0回]

わーわーわー!!
カウンタが10000超えてますね!!
嬉しいですvv
日々のご訪問ありがとうございます~。
ぱちぱちに毎日励まされてますっ。

もしキリ番を踏まれた方はご一報くださいませ。
もしいらっしゃらなければなにか企画しようかなぁなんて思ってます。

まだ未消化のキリ番がひとつ残ってますのでそちらも早く書き上げたいです(お待たせして申し訳ありません!!)

**********
今回は+カウのお話を久しぶりにかきました。

いや、なんか、こう、アキラっぽくないというかうちのアキラっぽくないというか。
ED3の子はこんなにいろいろと考えないような気がします。
そろそろネタが尽きそうです…!!
なんか考えなくちゃ!!

**********

*like the moon*


「カウ、今日はねすごく月がよく見えるよ」
「…」

シキが朝に出て行ったきり帰ってこないから、カウとふたりでお留守番。
もう月は昇りきっちゃったのに。
きれいなまぁるい満月。
白じゃなくて、青でもなくて、黄色い、月。
なんだかおいしそう。
なんていったらシキに笑われそうだけど。


「カウにも見れたらいいのにね」

カウは、鼻を俺のほっぺに擦り付けて寄ってくる。
いいこ。
カウの眼があったら一緒にこれ、みれたのにな。


この部屋は窓が大きいから、月が綺麗な日は部屋の明かりをつけなくてもすごく明るい。
それはとっても珍しいことなんだけど。
そもそもトシマが晴れるということが少ないし。
その時に月が満月ってこともなかなかない。

「シキと見たかったのに」

あーぁ、ってため息ついて、カウに抱きついた。
一回抱きついたら寂しい気持ちが膨らんで、もっとぎゅってする。
あったかいカウの体はすごく気持ちがいい。
シキがいなくて寂しいとき、俺はカウをぎゅってする。
カウはいつもおとなしく俺に抱きつかせてくれる。
顔を舐めて、ほっぺにキスをして、鼻を寄せる。
かわいい、カウ。

「シキ、はやく帰ってくればいいのに」

カウに抱きついたままころん、と横になって、クッションを引き寄せる。

二人でそれに頭を乗せて、月光浴。


「きれい…」

さかさまに見ても綺麗な月。
なんとなく腕を伸ばしてみる。

届かないけど、触るみたいにそっと指で空中をなぞった。

シキは月に似てるかもしれない。
いつもいつも俺は手を伸ばして追いかけてるんだ。
触れたくて、触れてほしくて、キスがしたくて。
でも、シキはそんなこと気にしないんだ。
気にしないから、シキなんだ。


だから俺は何度でも腕を伸ばして、指先で触れる真似をする。
月をなぞるみたいに、触れてるように見えるだけなんだ。


シキに、触れたい。
それだけなのに。

 

いつも、届かない。

拍手[0回]

*ぬくもり*


「シキの手…冷たいね」

アキラの指がシーツの中で俺の指を絡めとった。
きゅっと握られた先から熱いほどのアキラの体温が伝わってくる。
空気が徐々に冷えだすこの季節でもアキラの服装は(つまりはシャツ一枚ということだが)変わらない。
それはこの部屋が完全に温度も湿度も調整されているからなのだろうが、そもそもアキラに服を着る、という意思は無いようだ。

ふんわりと微笑む顔を見ながらアキラの好きにさせる。

「もう、雪、ふる?」
「……雪はまだ先だろう」

唐突に何を言い出すかと思えば…。
まだ秋口で、最近紅葉が始まったばかりだ。
雪など降ろうはずも無い。

「そう…雪…まだなんだ」

少しずつアキラの体温で俺の指先が温まる。
それと引き換えにアキラの指先は少しずつ冷えて、温度が溶け合う。
動かさなければ、肌との境目が分からないほどの体温の均衡。

「まだだな」

シーツに埋もれるように、アキラが布をかきあわせて俺の胸に顔を寄せる。
アキラはよくこうやって胸にぴたりと耳を押し当てる。
何が楽しいかは分からないが、こうするのが好きなのだ、といっていた。

「俺ね、雪…好き……ここから見える景色が白くて…音が無くなって…すごくきれい」
「…」
「真っ白の中にね、シキがいるとすぐ分かるんだよ。シキ、黒いから」

くすくすと笑ってアキラが俺の指に口付ける。
温まっていたはずの俺の指よりもよっぽど熱く、潤っていて俺はふ、と嗤った。

「…シキ…雪、降った日はここにいてくれる?」
「…さぁな。それはわからん」

確約など、してやれない。
する必要も無い。

「つまんないの」

そう呟く声は言葉とは裏腹にひどく楽しそうだった。

「…お前次第だな」

 

やさしく髪を撫でてやり、その感触を楽しむ。

 

柔らかなそれに気づかれぬように口付けて、軽く抱き寄せた。
 

拍手[2回]

*gift*

シキは歩くのが早い。

俺は追いつけなくてちょっと遅れて、それでちょっと走る。


待って、って言いたくなくて、頑張って追いかける。


シキは止まらない。

おなじ速さでずっと歩く。

ついて来い、って言われて部屋から出た。
どこに、なんて事は聞かない。

ただシキについていくだけ。

それだけ。


シキがぴたりと足を止めたのは黒い扉の前。
城のどこにも使われてる扉。
でも…こんなところに扉なんてあったっけ?

俺はあんまりそういうの気にしてないから覚えてないだけかもしれない。


「開けろ」


シキが部屋を出てはじめて喋った。
そぉっとシキを見れば早くしろって顔してる。


ゆっくり扉を押し開けた。
ぎぎぎ、と軋む音がしてそれから感じるいろいろな…匂い。

「…ぇ?」

目の前の光景が信じられなくて隣にいるシキを見つめる。


綺麗な色の芝生にたくさんの花が植えられている、自然にあふれた箱庭。
土とそれから緑のにおいがする。

「気に入ったか?」

こくりと頷けばシキがその庭へ一歩を踏み出す。
ブーツが柔らかい芝生をつぶして音を立てた。

「お前の庭だ…好きに使うといい」
「俺の…庭…」

庭なんて、おねだりした覚えはないけど。
でも花が揺れてるこの景色はすごく綺麗で思わず笑う。


「シキ…」

俺もシキを追ってその庭へと足を踏み入れる。
さわさわとした感触がくすぐったくて笑いが零れる。

少し先に立ってるシキのところまで歩いていってぎゅっと抱きついた。

「ねぇ、どうして"これ"作ってくれたの?」

暖かい、シキの体温がちょっとずつ俺に移る。

「お前は外に出てはすぐ怪我をするからな」

そういえば外は石がごろごろしててすぐ足を切っちゃう。
それで、シキに怒られるんだ。

ごめんなさいって言うかわりにもっとぎゅってシキに抱きついた。
シキは俺を抱き上げて、楽しそうに喉を鳴らした。
 

拍手[2回]

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